愛知教育大学


    アジア文化履修モデル


特色


 普通,国際化と言われると欧米との関係を連想しがちですが,日中戦争に関する歴史認識問題に代表されるように,
アジアの隣国との相互理解は今日の重要な問題になっています。特に日本は中国を中心とする漢字文化圏,
あるいは儒教文化圏と呼ばれる地域の周縁に位置し,中国の文物・制度を学びながら,古くからの基層文化との
融合の上に,たとえば仮名文字の創出など独自の文化を創り上げてきました。そうした前提に立って,近代以降は
欧米をモデルとした社会の構築が進められてきたのです。
 そこでアジア履修モデルでは,中国を中心とするアジアの国々の歴史・社会・文化を
理解し研究する科目を関きます。その際,重要なのは言葉です。
日本語に翻訳されているものだけでは,どうしても知識に偏りができ,隣国の人々の生の声に触れることが出来ません。
ですから,授業はできるだけ中国語の資料を使いながら行われることになります。
 


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